知ってるようで知らない「下肢静脈瘤」とは

知ってるようで知らない「下肢静脈瘤」とは

非常に多い疾患である下肢静脈瘤ですが、なかなか何が原因でどうしたらいいのか
ご存知のない方も非常に多いと思います。

実は、今お持ちの足の症状と深く関係しているかも知れません。

これから「下肢静脈瘤」についてご紹介します。

下肢静脈瘤とは

血管の疾患。血管の弁が機能しなくなることで、足の静脈の血管壁が血圧で引き伸ばされた状態になります。

血管が引き伸ばされてコブ状になり、更に全体的に太くなって蛇の様にうねった状態になります。
血管の弁の問題の為、弁の働きに異常がないときは、太い血管が浮き出ていても下肢静脈瘤にはなりません。

症状 

見た目の症状以外に何も症状が出ない方も多いですが、血液が心臓に戻りにくい為、
立っていると、足に血液が溜まり、足のむくみやだるさ・痛みが主な症状です。

そこから進行すると皮膚が茶褐色になる色素沈着や皮膚がざらざらしたりします。

他にも赤くなったりして湿疹や痒みの出る皮膚炎や皮下脂肪が硬くなったりします。

また、稀に静脈瘤内に血液の塊ができる血栓やエコノミークラス症候群と言われる
肺動脈塞栓症が起きる事もあります。

原因

足に溜まった血液は、足の静脈の中の血液が、重力に逆らって心臓に戻っていかないといけません。

歩くことで、ふくらはぎの筋が動いて静脈の血液を押し上げます。

この時に戻っていく血液を逆流しないように支えているのが血管弁です。
その機能が壊れて逆流して起こります。

下肢静脈瘤の起こる主な原因として3つあります

●立ち仕事

●妊娠出産

●遺伝

立ち仕事で、下肢の筋を使わないで立ちっぱなしの姿勢が最も負担がかかります。

また、妊娠出産や遺伝が下肢静脈瘤の原因としてあります。

日本人の約1割に下肢静脈瘤があると言われ、女性が男性に比べて4倍多く、
特に40歳以上の方に多く見られます。

病院で行っている内容として

保存療法・硬化療法・外科的手術・血管内療法とあります。

保存療法では、生活習慣の改善や弾性ストッキング着用する事で症状の改善や進行を抑えるようにします。

また、硬化療法では、静脈瘤に薬を注射して固める療法で、外来で10分ほどで出来て、
半年ほどで吸収されて消えていきます。

外科的手術は、血管をしばる高位結紮術と静脈を切除するストリッピング手術があります。

高位結紮術は足のつけ根で血管をしばって、逆流を抑える手術です。

ストリッピング手術は、足のつけ根と膝の内側の2か所を切って、そこの静脈の中にワイヤーを入れて、ワイヤーごと静脈を取り去る方法です。

これらの外科的手術は血管内療法に比べて体の負担も日数もかかる為今は件数は少なくなりました。

血管内療法は、ストリッピング手術のように静脈を引き抜く代わりに、静脈を高周波やレーザーで焼いてふさぐ療法です。

細い管(カテーテル)を静脈瘤の出来ている静脈に入れて、内側から熱を加えて焼き切ります。
焼いた血管は、硬く縮んで半年ほどで吸収されてなくなります。
局所麻酔で細い管を差し込むだけの為、日帰りで治療が出来て体の負担の少ない低侵襲療法になります。

ただし、外科的手術や血管内療法は、かかる費用が他の療法と比べて金額がかかって、
3割負担で4~5万円になります。

あと、血管内療法は、以前の手術に比べて手軽に出来るため手術待ちが1,2カ月かかる事が多いです。

セルフケア

●下肢静脈瘤の方は、足の筋をうまく使えていない方が多いです。
まずは、普段から積極的に歩く事ハイヒールやパンプスはふくらはぎの負担が大きいため最小限で履くことにしましょう。

●爪先立ちになるとふくらはぎの筋を使う事が出来るため足の血液循環が高まる為、
血管の負担は減ります。

●お風呂に入って循環を高めて、足を体よりも高い位置で入浴する事で足が楽になります。

これらの事でも血管や足の負担は減りますので是非やってみましょう!

 

新宿足改善センターでは

血管を直接アプローチする事は出来ません。

しかし、根本的に血管の機能を高めたり、血液循環を高める事で下肢静脈瘤の進行のリスクを減らします。

また、手術をされた方でも今後の発症を予防する事に大きく繋がります。

実際に、静脈瘤の状態がよくなったり、むくみや重だるさや痛みといった部分がほぼ
なくなったという方もたくさんおられます。
また、新宿足改善センターの施術はトントン療法という世界で唯一の施術を行っています。

トントン療法は、体の負担も通常の施術に比べて非常に少なく、指圧で過敏になった皮膚や血管に大きな負担もかからないのでご安心下さい。

また、新宿足改善センターでは、施術だけでなく、歩行指導や運動指導を行っております。

循環を高めた上で必要な歩き方や体の使い方を身に使える事で更に体質が改善されます。

また、静脈瘤からくる下肢の症状も血液循環が高まって、足に負担のかかり辛い体の使い方をする事で、
根本的に負担の少ない状態になりますので、体が施術する前に比べてとても楽になります。

 

最後に

下肢静脈瘤でお困りの方は非常にに多いと思います。

自分の体についての事は皆さん不安を抱え、
病院が苦手だったり、病院以外でどこに行って相談したらいいのかわからない方も多いと思います。

足改善センターでは、そのようなお悩みの方に、真剣にお話をお伺いして最善の方法を
お伝えさせていただきます。
まずは、一度お気軽にご相談ください♪