腓骨神経麻痺の原因と対策方法とは

腓骨神経麻痺の原因と対策方法とは

腓骨神経麻痺とは

腓骨神経麻痺とは、下腿(膝から下)を走行する腓骨神経が何らかの原因で損傷し、しびれや感覚の異常が見られるものです。

わかりやすい人は膝から下の外側や、足の甲にかけて痺れが出るようになりますが、軽度のものだと軽い痺れで気付かなかったり、軽い筋力低下で垂れ足(足の指が下に下がったままになる)となりよくつまずきやすくなるだけで、あまり気にしてない方も多いようです。

今回は、そのような症状の強い方も軽い方も含めて、腓骨神経麻痺の症状や原因、対策方法を知っていただいて、腓骨神経麻痺による悩みが解消できるようにお話をしていきたいと思います。

こんな人は腓骨神経麻痺かもしれない!?

まずは自分の体をチェックしてみましょう!これらが腓骨神経麻痺によって起こる症状です。このような悩みを普段感じている方は、それは腓骨神経麻痺が原因で起こっているかもしれません。

✅ 足の外側から足の甲にかけてしびれがある

✅ 歩くたびにしびれが強くなる、あるいは歩けない

✅ 自力で足首を上に上げることができない

✅ スリッパが脱げやすい

✅ よくつまずく

もしもこの5つの項目中3つ以上当てはまる場合は、もしかしたらそれは腓骨神経麻痺によるものかもしれません。

「私は腓骨神経麻痺かもしれない!?」と思われた方は、ぜひこれからお話する腓骨神経麻痺の原因や対策方法をご覧ください。きっと少しでもあなたの悩み解決の力になれると思います。

 

腓骨神経麻痺の原因

腓骨神経麻痺は下腿を走行する腓骨神経が圧迫、損傷を受けることでしびれを生じます。腓骨神経は膝の外側から下腿の外側、足の甲にかけて走行しているので、圧迫や損傷を受けることでその部分のしびれや、筋力低下を引き起こします。

https://www.shinkyuism.jp/symptomscat/post-2860/

少数精鋭治療家集団®️なかたに鍼灸整骨院 野球肩を引き起こす原因 原因2 腓骨神経麻痺 より引用

腓骨神経の圧迫を引き起こしやすい部分は、図に書いてあるような膝の外側の少し下、腓骨頭の部分です。この部分が圧迫を受けて、腓骨神経麻痺の原因になってしまうのは、

✅ 長時間足を組んでいる姿勢を続けること

✅ 長時間膝を曲げた状態が続くこと

✅ 圧迫のきついストッキングの着用を長時間続けること

このような日常生活の習慣や癖が、一般的には腓骨神経麻痺の原因となってしまいます。またそれだけではなく、

✅ ガングリオンなどの腫瘤

✅ 腫瘍

✅ 骨折

✅ 外傷

などによっても腓骨神経の圧迫により症状が出てしまうことがあります。

これらが腓骨神経麻痺の原因となるものですが、日常生活の習慣や癖によって腓骨神経麻痺の症状が出ている場合は、それをやめるだけでも腓骨神経麻痺の対策にもなってきます。しかし、骨折や腫瘍などが原因の場合は外科的な処置が必要になるので、病院の先生に相談しましょう。

 

腓骨神経麻痺の一般的な対策方法

腓骨神経麻痺の一般的な対策方法は主に3つです。

日常生活での原因の除去

先ほど説明した腓骨神経麻痺の原因となるような生活習慣や癖がある方は、まずはそれをやめること。症状自体軽いしびれ程度で、明らかに思い当たる原因がある場合は、それをやめるだけで症状が軽減していくことも多いようです。

特にその姿勢、足を組んだり膝を曲げる動作で、足への痺れが誘発される場合は明らかにその姿勢、体勢が腓骨神経麻痺の原因となっています。

なので、明らかに思い当たる生活上の癖がある方、それによって足の痺れが出てしまう方は、まずはその体勢、癖をやめることから始めることで、腓骨神経麻痺の症状の軽減が期待できるのでやってみてくださいね。

リハビリ

腓骨神経の影響を受ける筋肉のトレーニングや電気療法、装具の装着などを行って神経の回復、圧迫の軽減などを図っていく方法。リハビリを行っていく中でもなかなか症状の軽減が見られない場合は手術に進むこともある。

 

外科的処置(手術)

腓骨神経麻痺の原因が、ガングリオンなどの腫瘤や腫瘍、骨折などにより直接腓骨神経の圧迫を受けている場合には、手術によってそれを取り除く必要があります。ガングリオンや腫瘍はなかなかわかりづらいと思いますが、骨折後に足の痺れが出たという場合は、そこの骨折による骨のズレが圧迫を引き起こしている可能性もあります。

明らかな腓骨神経の圧迫を引き起こすような原因がみられない場合や、骨折や怪我などの外傷をきっかけに症状が出始めたという方は、一度病院に相談して詳しい検査を受けるようにしてみましょう。

新宿足改善センターの腓骨神経麻痺の対策方法とは

新宿足改善センターの腓骨神経麻痺の対策方法は、まずはしびれの出ている足だけではなく、体全体を検査して把握していくことから始めます。その理由は、しびれの出ている部分、圧迫が加わっている部分に根本的な原因があることはほとんどないからです。

もちろん事故や骨折、腫瘍などによっての圧迫は直接その部分が原因になりますし、対策としては病院の外科的な治療が必要になります。

しかし、そのような外傷的な原因がない場合はその部分に原因があることはほとんどなく、日頃の体の使い方や癖、体重のかけ方などで体のバランスが崩れてしまい、その結果腓骨神経に圧迫が加わりやすい体の状態になってしまうことでしびれを生じてしまうのです。

なので、しびれの出ている足の外側や足の甲だけ何かしらの施術を行なったとしても、一時的に良くなるだけですぐにまた痺れが出てしまったり、そもそもなかなかしびれの軽減が見られなかったりしてしまいます。

新宿足改善センターでは、いち早くあなたの腓骨神経麻痺による足の痺れを軽減させるために、まずは体全身を把握し、根本的に腓骨神経に対して圧迫が加わらないような体の状態を作ることで、腓骨神経麻痺による痺れが根本から解消できるようにしていきます。

もちろん、日常生活の習慣や癖で明らかに腓骨神経への圧迫がかかっている場合は、その習慣や癖を改善することは、一般的な対策方法と同じで、もちろん重要になります。

ただし、先ほども説明したように怪我や骨折、腫瘍などによって強く腓骨神経が圧迫を受けている場合は、病院で外科的な治療を行なってもらわないと整体では改善できないので、病院に一度相談されてください

怪我や骨折、腫瘍などが原因ではなく、なかなか施術をしても軽減が見られない方はぜひ一度ご相談ください。もしかしたら今まで施術を受けたことがない意外なところに原因があって、なかなか腓骨神経麻痺の症状が軽減されなかったのかもしれませんよ。

あなたがいち早く腓骨神経麻痺による足の痺れが軽減されるよう、精一杯サポートさせていただきます。