陥入爪とは?
✅ 歩くだけで爪の先が痛い
✅ 片側か両サイドの皮膚が腫れて変色している
✅ 出血や膿があり靴下を履いていると汚れる
✅ 爪が痛くて外出が億劫になっている
上記の項目が一つでも当てはまればあなたは陥入爪かもしれません。陥入爪は足の良くある病変の一つです。
生活習慣や環境、合わない靴を履き続けていると
爪の形が変性する→痛みを伴う→出血→ばい菌に感染し炎症→化膿→肉芽形成
という具合に徐々に陥入爪が進行していきます。また、痛みだけではなく見た目を悪く、悪臭を放つようになります。
巻き爪と陥入爪の違いを写真で見てみましょう。
しかし、たいていの人は、痛みを感じるまでは無頓着です。最近ではネイルで足の爪をキレイにしたり、かわいくして楽しむ女性も見かけますが、
あなたの爪の健康状態はいかがでしょうか?
あなたがこの記事を読んでいるということは、爪の痛みや出血で歩くときに異常を感じていることでしょう。
それは巻き爪ではなく陥入爪という爪の変形した状態になっているか、もしくは巻き爪から陥入爪を併発していると思われます。
今回は陥入爪になってしまう原因と陥入爪の深刻度合をレベルに応じて解説をしています。早めのケアと正しい習慣を身に付け快適な生活を取り戻しましょう。
足の爪をケアするという概念がない
巻き爪や陥入爪の方の処置を長年やっていると陥入爪になってしまう方の共通点が分かってきました。
それは「めんどくさがり」という事です。手の爪は自分の目にも入りやすく、さらに人目に付きやすいので、伸びた爪を定期的に切ったり、女性だと手にクリーム等を塗布し保湿を心がけます。
しかし、これが足の爪になると、全くと言って気にも留めない方が多くいらっしゃいます。
例えば、足の臭いが気になっている人であれば、足の臭いを解消する為に入念に足を洗ったりすると思いますが、足の爪の健康の為に意識して足を洗っている人は残念ながら殆どいません。
こんな感じですから、足の爪を切るときも爪が伸びていたら靴下やストッキングが破れるし、何度も足の爪を切るのもなんとなく面倒だなって思い足の爪を短めに切ってしまう人が多いです。
これらの何気ない行為が痛くて、見た目も悪く、悪臭を放つ陥入爪への入り口になります。
なぜ、足の爪を短く切ると陥入爪になりやすいのか?
陥入爪になる代表的な原因として、「深爪」があります。その他にも足先の細い靴、ぶかぶかの靴、爪への急激な外部圧力による怪我等もあります。
もともと爪は、皮膚の一部が、人類が進化する中で角質化したものです。その成分はたんぱく質(ケラチン)です。
爪の組織で爪の根元にある爪母と呼ばれる器官があります。爪はこの爪母で日々作られて、爪は成長しています。この爪母は爪を作ることはできるのですが、実は爪母には爪の形を決める制御力まではありません。
したがって、足に合わない靴(特に先の細い靴は爪に圧が加わりやすいです)や爪に急激な外圧がかかって怪我しやすくなります。そして深爪をしてしまうと、爪の下や周辺にある肉や皮膚が盛り上がってきて、爪の変形が起こりやすくなります。
深爪のケースの場合だと爪にどんなことが起こってくるのかを一緒に確認していきましょう!深爪をしてしまうと、爪周囲の皮膚が盛り上がり爪の先端が皮膚や肉に刺さり出し、爪が伸びにくくなります。
それでも今ある爪にかかる外圧は代わりません。爪が伸びにくくなっても、爪母では爪が休みなく生産され、前方に向かって伸びようとします。
爪の先端に圧が定期的にかかり出すと、皮膚が切れたり、細菌が感染しやすい環境になります。
最初は赤く腫れるくらいですがそれが徐々に大きくなり、その腫れた中身は膿が溜まって膨らんでいる状態なのです。その腫れたところを押すと痛みを感じるようになります。
ただ、陥入爪の初期段階、爪による痛みが我慢できる程度の痛みの為、病院やクリニックを受診する人は、ほぼいません。
代わりに大抵の人が悪循環の始まりとは知らず、爪の痛みを無くすために深爪をするようになります。
初期段階では爪を切るとその場の痛みからは解放されますが爪が伸びるにしたがってどんどん悪化していきます。
陥入爪の進行ステージ
陥入爪レベル1★:
■見た目:少し爪が食い込んでいるかな?っという感じで腫れがあるというよりかは皮膚が少しピンク色をしている状態。
■自覚症状:なんとなく足の爪が皮膚に刺さるような違和感を感じる程度。あたっている爪を切るとしばらくは違和感を感じずに通常の生活を過ごせる。
陥入爪レベル2★★:
■見た目:爪が伸びると常に爪が食い込んでいる状態。爪の周囲の皮膚がピンクから赤くなって少し腫れが見受けられる。
■自覚症状:長時間足の指に外圧がかかると痛みを感じる。歩行だけでも痛みを感じ、靴によっては痛みが増すことも。但し痛みに強い人は我慢すれば日常生活を過ごせる。
陥入爪レベル3★★★:
■見た目:明らかに爪が常に皮膚に食い込んでいる。爪周辺の皮膚は常に赤みを帯びてより腫れている。爪が刺さっている患部はより膨れあがる感じになっている。さらに爪の食い込みにより傷口ができたり、そこから体液がにじみでたりしている。場合によっては出血をはじめる。肉芽も爪の端が体液や出血で湿り気をおびやや独特の臭いも出始める。
■自覚症状:足の爪に負担がかかる動作をしなければ、痛みは和らぐ(例:一日中家でゴロゴロ)。痛みがあるから外出が億劫になり、歩き方もおやゆびをかばう様な歩き方、ペタペタ歩きになったり指を上げて歩くようになる。
陥入爪レベル4★★★:
■見た目:明らかに肉芽形成され、指全体が腫れあがり炎症が慢性化し痛々しい見た目になる。化膿してでてくる膿や体液、出血などで爪の患部は常に濡れていてグジュグジュして白っぽい感じになっている。独特の臭いを放つようになる。
■自覚症状:歩行時にズキズキとトゲが刺さるような強い痛みを伴う。ひとによっては寝ているときも寝具の重みだけで痛みを感じる。当然、靴もできるだけはきたくなくなる。さらに重症化してくると出来るだけ歩きたくなくなり、歩くときは完璧に患部の足の指に体重を掛けないペタペタ歩きになっている。
以上が陥入爪の進行レベルです。あなたの陥入爪はどの進行レベルでしたでしょうか?
レベル2以上であれば、陥入爪矯正の専門家として出来るだけ早く陥入爪矯正を開始または対処することをおススメします。
次は陥入爪の対処方法でもあるセルフケアについてご紹介します。
陥入爪を予防、改善させるセルフケア
陥入爪にならないために、一番簡単なケアとしては「深爪」をしないことが大事です。陥入爪の主な原因は誤った爪の切り方が原因です。
「靴下が破けるから」「爪を切るのが面倒だから深爪にする」などの考えで深爪を繰り返していると足の爪が伸びるにつれて、爪の両端の端っこが皮膚に突き刺さってしまい陥入爪を進行させてしまいます。
ではどんな切り方が陥入爪のケアになるかをご紹介いたしますね。
まず大前提として爪は長めに四角くなるようにします。あと爪は、爪きりで切るよりも、爪やすりで削ることをお勧めします。爪やすりを使うことで爪を切りすぎることがなくなるからです。さらに質のよい爪が生えやすくなります。
下の図1(真上)と2図(真横)の赤いマルの矢印のように爪の先端の両端のカドが、横から見た時に皮膚より前に出るように削ります。
図1 真上から見た状態
図2 真横からみた状態
ただ既に痛みがあって、爪が短い人はカドのトゲをほんのわずかに削ずるだけにして爪が伸びるまでは痛いと思いますが、グッとこらえて伸びるのを待ちましょう。
痛みが酷い方はコットンパッキングと言って、爪の間に綿を入れて直接爪が皮膚に食い込まないようにすることで痛みを緩和できるかを試して下さい。
コットンパッキング法
さらに、爪の両端のカドが皮膚に食い込むようならば先端の爪を直線に削ります。
最後に両端の角をヤスリで滑らかにするといいでしょう。。
ちなみに最初は爪の長さが足りない人が多いと思いますが、爪の白い部分を全部削ったりしないよう注意してください。
爪の切り方だけではダメ、靴選びも大事です。
窮屈な靴が原因で陥入爪になりやすくなります。すでに陥入爪になっているのであれば、足の爪に負担がかかりやすいパンプスなどの先の窮屈な靴を長時間連続で履かないようにしましょう。
大きすぎる靴もまた足にとっては良くありません。幅が広いので足の指全体が前方に滑りやすくなり損傷部分に当たると痛みを感じますし、足の指で無意識に脱げないようにするために指に自然と力が入ります。それが痛みやハンマートゥーという足の病変にもつながります。
この為、靴のサイズを選ぶ際には充分に気をつけて慎重に選びましょうましょう。靴紐がある場合は、面倒かもしれませんが1回1回ちゃんと靴紐を締めなおして履くことで、足の爪が靴先にあたることを予防できます。
最後は骨格や歩き方、できるだけ動かずに立っているときは後重心を心がけたり等の体重やのかけ方や基本の重心のクセ、靴の履き方も大きく影響するので1つ1つ見直していくことが大事になります。
より確実に陥入爪を改善するならワイヤー式で!
この記事を読んで一時的に陥入爪の痛みや炎症を改善しても再発の可能性は大いにありますし、陥入爪のレベルが2くらいまででしたら自分でのケア次第で何とか乗り越えることが出来るかもしれません。
しかし3や4のレベルの方はほぼ不可能と思ってください。
かといって病院で爪を切る手術をするのは、ちょっと怖いかったり、そもそも病院での陥入爪の手術(主にフェノール式)を希望するとだいたい予約が埋まっていて、病院にもよりますが1カ月まちはザラです。それまで痛みを我慢できますか?
そんな病院で待たされる手術以外で、待たされずに陥入爪の痛みをすぐに解消して、なおかつ、陥入爪をより確実に改善したい方は陥入爪矯正ができる専門店へ相談することをお勧めします。
新宿足改善センターでは、これまでも多くの陥入爪の痛みや見た目、臭い、履物の汚れで悩んでいた方が思い切って来店され、殆どの方が初回で陥入爪の痛みから解放されています。
そして、「こんなにも陥入爪の痛みがすぐに解消されるんだったら、もっと早くくればよかったです。痛みを我慢して生活していた時間がもったいなかったです…」と痛みから解放され、歩いても陥入爪のあの痛みを感じないで済む安堵と笑顔の表情で帰宅されています。
あなたが、まだ陥入爪の痛みでお悩みであれば、もう我慢しないで下さい。次はあなたの番です。まずは一度、新宿足改善センターにご来店して陥入爪の痛みに終止符を打ちましょう。