変形性股関節症とは?変形性股関節症でお困りの方は新宿足改善センターへ!

変形性股関節症とは?変形性股関節症でお困りの方は新宿足改善センターへ!

今回は変形性股関節症についてお話をしていきます。

このブログを読んでいる方のなかには股関節に痛みや違和感を感じ、病院で検査した結果、「関節が狭くなってます」「軟骨がすり減ってますね」「生まれつき作りが浅いようですね」などと言われた方も多いと思います。

変形性股関節症とは言われたものの、今後どうしていいかわからず不安になっているかもしれません。

そんな方はこのブログを最後まで読んでみてください。

変形性股関節症とは?

変形性股関節症についてお話する前に、股関節について簡単に説明していきます。

日本整形外科学会による「変形性股関節症ガイドライン2016」の中でも、股関節の解剖や機能を理解している方のほうが経過が良好だということが記載されています。まずは股関節について理解して、その上で対策をしていきましょう。

日本整形外科学会
「変形性股関節症ガイドライン」より抜粋

 

股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ関節です。
大腿骨の先端でボール状になった大腿骨頭と、骨盤側で大腿骨頭を屋根のように覆うお椀状の臼蓋で関節を構成しています。

正常の股関節では、大腿骨頭の⅘を臼蓋が覆うことで関節を安定させています。この股関節には普通に歩くだけで体重の3〜4倍の負荷がかかると言われています。

 

臼蓋と大腿骨頭の表面は、それぞれ2〜3㎜の関節軟骨に覆われています。その周りは、関節包と呼ばれる袋状の組織に包まれ、その中には関節の潤滑油として働く関節液が含まれています。

本来、正常な股関節はこのような構造で、曲げたり伸ばしたり、開いたり閉じたりといった様々な動きがスムーズに行われるようにできているのです。

変形性股関節症は、股関節を構成する大腿骨骨頭や、骨頭の受け皿になる臼蓋がなんらかの原因で変形してしまい、痛みや運動制限を起こしてしまう病気です。

進行してしまうと人工関節などの手術が必要になることもあります。

 

変形性股関節症の原因

変形性股関節症の原因は一次性二次性の原因に大別されます。

一次性

一次性の変形性股関節は、明らかな原因がなく関節の変形が進行していくものです。おもに加齢による変形、体重増加、肉体労働、スポーツによる過負荷などが要因として考えられます。

 

二次性

一方で二次性の変形性股関節症は、先天的な異常後天的な問題に引き続いて発症するものです。日本では、この二次性の変形性股関節症が80%を占めると言われています。(欧米では一次性が多いと言われています。)

先天的な異常である発育性股関節形成不全(臼蓋形成不全)や、先天性股関節脱臼によるものが圧倒的に多く、後天的な問題としては、大腿骨の骨折大腿骨頭壊死ペルテス病などがあります。

上記からもわかるように、変形性股関節症を発症する方の多くが生まれつき股関節になんらかの問題を抱えているということが言えます。

そして、発育性股関節形成不全や先天性股関節脱臼が女性に多いことから、変形性股関節症も圧倒的に女性に多いという特徴があります。

 

変形性股関節症の症状

変形性股関節症の症状は、変形の進行によって異なります。

初期症状

初期症状として、朝ベッドから起き上がろうとしたときや、椅子から立ち上がろうとしたときにお尻や足の付け根に痛みを感じて自覚することが多いです。

初めは動き出すときの痛みだけだったのが、徐々に長時間歩いたあとにも痛みが出てきます。それに加えて、あぐらがかけない、靴下を履いたり爪を切ろうとしたときに足が上がらないなどの可動域制限を感じるようになります。

この時期に初めて整形外科を受診して変形性股関節症の診断を受ける方が多く、このときに生まれつき股関節に問題があったということを知らされる方も多いです。

 

進行症状

痛みを我慢しながら生活したり、無理してスポーツを続けていると変形も進行し、症状も悪化してきます。

痛みはお尻や足の付け根から太ももや膝、すねや足首まで広がってくることも多く、日常生活にも支障をきたし、跛行(足をひきずって歩く)安静時痛まで現れることもあります。

このころになると、横断歩道などちょっとした小走りができなくなったり、自分では普通に歩いているつもりなのに周りの人から「足痛いの?」「歩くの辛そうだけど大丈夫?」と心配されることが多くなるようです。

 

一般的な施術

変形性股関節症の施術は、その方の年齢原因となる病歴変形の進行具合などを考慮して進められていきます。基本的に手術をしない保存療法から開始され、変形が進んでしまっている場合や、保存療法によっても痛みや生活の制限が軽くならない場合は手術療法を選択することになります。

保存療法

 

生活指導

まずは股関節の負担を減らすための生活指導が行われます。飛び跳ねたりする運動長時間の歩行や、重たいものを持っての階段の昇り降りを控えるようにします。ほかにも杖の使用を勧められることありますが、見た目を気にして使わない方が多いです。

体重コントロール

股関節には体重の3〜4倍の負荷がかかります。股関節の負担を減らすために体重は落としたほうがいいのは確かですが、運動にも制限があるため食事管理が中心になります。しかし、本人に自覚はあるものの、実際は体重のコントロールがうまくいかない方が多いのも現実です・・・

筋力強化・関節可動域訓練

生活指導や体重コントロールと並行して整形外科などでは、股関節を支えるためのお尻や太ももの筋力強化関節可動域訓練が行われます。

投薬

痛みが強い場合は、痛みを抑える目的で非ステロイド性の消炎鎮痛剤を内服したり、股関節に直接注射で投薬する場合もあります。

 

手術療法

手術の方法は、自分の関節を温存させる骨切り術と、人工関節術に大別されます。

 

骨切り術

引用:京セラコーポレーション

骨切り術は、関節近くの骨を切り、関節のかみ合わせをよくすることで軟骨のすり減りを防ぐ手術です。骨切り術は、初期の変形性股関節症に適応されることが多く、関節軟骨のすり減りを遅れさせたり、自分の関節を残せるというメリットがあります。近年では、人工関節の技術の向上に伴い、骨切り術を選ぶことは少なくなってきています。

 

人工関節置換術

引用:京セラコーポレーション

50歳以上で進行性・末期の変形性股関節症に対して関節を取り換える手術です。「骨を切る」という骨切り術に対して術後の入院期間や日常生活への復帰が早いのがメリットです。

人工関節置換術にも様々な合併症(感染症や血栓症)、再置換の可能性、脱臼する可能性があるなどデメリットも存在します。

近年、人工関節の材質は以前よりも向上されているため、術後に時間が経って再び手術が必要になる可能性は少なくなっていると言われています。

また、手術方法の改良によって手術そのものによる体への負担も減らすことができるようになりました。

人工関節の術後、股関節の可動域に制限が出ますが、手術の方法によってその制限には違いがあります。

以前は、股関節の後方を切開する「後方アプローチ」が多く行われていました。この場合、股関節周辺の大きな筋肉を切開するため、いわゆる女の子座りやしゃがみ込むような姿勢をとると人工関節が後方に脱臼してしまう可能性があります。

一方、近年増えてきている方法として「前方アプローチ」があります。これは、股関節の前方を切開して筋肉の間から人工関節を挿入するため筋肉を切る必要がありません。この方法はMIS(最小侵襲手術)を呼ばれ、筋肉を切らないので術後の回復が早く社会復帰も早い、脱臼しにくいといメリットがあります。

 

このように、人工関節の材質の向上や手術方法の改良によって、人工関節置換術のリスクは少なくってきているように感じます。

しかし、変形性股関節症と言われた方の多くは、手術を避ける方法を探して様々な整骨院や整体、鍼灸院などを渡り歩きます。

なかには、一度手術の可能性を提示されて以来、「手術するしかないです」と言われるのを恐れて整形外科に行けずにいる方もいます・・・

いくら手術の方法が良くなった、材質がよくなったと言われても、手術自体に抵抗があったり、術後に不安を感じるのは当然だと思います。

 

新宿足改善センターでの施術

新宿足改善センターでは、変形性股関節症と言われ手術を勧められた方でも、手術せずに痛みなく日常生活が送れることを目指して施術を行います。

ここまでお話してきたように、変形性股関節症を発症する方は先天的、もしくは後天的に股関節に問題があることがほとんどです。

しかし、股関節になにかしらの問題があったとしても、痛みや運動制限を感じずに日常生活を送っている方も事実です。

 

それはなぜでしょうか?

それは、変形性股関節症と言われ痛みが強い、変形が進行してしまう方のほとんどは、股関節の問題に加えて、日常生活や普段の癖で骨盤が歪んでいたり、体のバランスが崩れているということです。

その状態で、無理して長く歩いて買い物したり、過度な運動によって股関節の負担が増えてしまい、関節の変形や軟骨のすり減りが進み、それを支える筋肉も次第に耐えられなくなり筋力も低下してしまいます。筋力低下によって関節の負担はさらに増加する…といった悪循環に陥ります。

この状態で、いくら筋力強化をしたり、関節の可動域を広げようと努力しても、効率が悪いのはなんとなく想像できると思います。

体重を減らしたり、筋肉をつけることも必要ではありますが、もっと大事なことは、骨盤の歪みを整えたり、体のバランスを整えることで、股関節にかかっている負担を減らしてあげることです。

そのために、新宿足改善センターでは変形性股関節症の方でも股関節だけでなく体全体を検査して問題を見つけていきます。

体全体を検査して、股関節に負担をかけている根本の原因を探して解決していきます。変形性股関節症の方の場合、股関節以外に足首や膝関節が硬いことがほとんどです。その場合は、足首や膝関節の調整が必要になります。

 

それだけではありません。

 

もしも、食生活に問題があり、内臓に負担がかかった結果、骨盤が歪んでしまい股関節に負担がかかっているとしたら、食生活の見直しはもちろん、内臓へのアプローチも必要になります。

また、パソコン作業などデスクワークが多い方の場合、作業中に背中が丸くなる姿勢になり肋骨が潰されてしまいます。肋骨が潰されて狭くなっていると、肋骨のなかにある肺が広がらなくなるため、呼吸が浅くなります。

呼吸が浅くなると、呼吸に使う横隔膜の動きが少なくなります。横隔膜は、股関節の動きにとって重要な大腰筋と筋膜の連結があるため、姿勢が悪くなって、呼吸が浅くなると股関節の動きまで悪くなってしまうのです。

 

このように、股関節に負担がかかる原因となるのは様々なものがあります。それを解決して、股関節の負担を減らすことが、たとえ変形性股関節症と言われたとしても、手術を避け、痛みなく普段の生活を送るためにも大事になってくるのです。

 

最後に

変形性股関節症は、たしかに進行して変形が悪化してしまった場合は手術が必要になります。もし手術になった場合でも、お伝えしたように手術の技術や人工関節の品質が向上したおかげで、術後の不安は以前より少なくなっているように思えます。

しかし、できれば手術はしたくない、という方が多いのも事実です。ただ、現状では、その場しのぎの施術を受け続け、股関節の負担は減らないまま変形が悪化していることもあります。

股関節の負担を根本から解決し、手術をせずに痛みのない生活を送りたいという方は、まず一度、新宿足改善センターにお越しください。