歩くたびに親指の爪が皮膚に食い込んで痛いといういわゆる「巻き爪」と呼ばれる足の爪の病変は多くの方がご存知だと思います。
私も中学、高校時代に巻き爪、陥入爪で痛い思いをしたことがありますが、幸い何とか自然に回復することが出来ました。皆様の爪は如何でしょうか。
新宿足改善センターに来られる巻き爪で困っている方は若い方は小学生から80代の高齢者までいらっしゃいます。
皆さんも人生で1度は巻き爪の経験はあるのではないでしょうか。このページを見られているという事は巻き爪で困っていることかと思います。
今回は巻き爪の中でも重度でなかなか器具での矯正でも時間がかかる「弯曲爪」という爪の病変についてご紹介します。
弯曲爪とは?
巻き爪は大きく分けると3つに分類されます。
●弯曲爪(わんきょくそう)
●陥入爪(かんにゅうそう)
●爪甲鈎弯症(そうこうこうわんしょう)
今回は弯曲爪について解説をしていきます。
弯曲爪になってしまう原因とは?
ひと昔まで、巻き爪になる原因は、過度な外力が集中すると、その圧力で爪が巻いてくると考えられていました。
例えば、ハイヒールなどの窮屈な靴を履き続けた結果だったり、体重が重たい人ほど爪の負担が大きくなりなり易いと考えられていました。
しかし、近年の巻き爪の症例報告によると、全く外力がかからない状態でも、巻き爪になってしまうということが分かってきました。
病院で寝たきりや車いす生活の患者さんに巻き爪が多いのがその一例です。
上からと下からの圧が爪の巻きに深く関係していた
外力がかかりすぎると巻き爪になるし、かからなすぎるのも巻き爪になる
不思議ですよね?!爪にとっては、間逆の状態であるにも関わらず、どちらも巻き爪になってしまう原因です。
この矛盾しているような巻き爪の原因を理解するには、下記の図をご覧ください。
正常な足の爪は常に以下の図1のように下からの【広げる力(赤色)】を上からの【巻く力(青色)】で押さえてバランスを取っています。
図1 正常な爪の形状が維持できる広げる力と巻く力のバランスイメージ
これが【広げる力(赤色)】や【巻く力(青色)】のどちらかの一方の力が強くなりすぎたりすると
以下の矢印で示したような状態になってしまいます。
左:図2(巻く力が強くなっているときの力のバランスイメージ)
右:図3(広げる力が弱くなったときの力のバランスイメージ)
巻く力が強くなった場合
サイズの合っていない狭い靴や、デザイン重視の先端が細い靴などが外側からの圧が強くなり巻く力が強くなり巻き爪へと進行していきます。
■広げる力が弱くなった場合
そして、図3(右側)のような広げる力が無くなったり、極端に弱くなったりした状態でも巻き爪へ進行していきます。
例えば、骨折して歩けなくなったり、寝たきりで車椅子での生活が長い状態が続くと、足の爪に重心をかけることがほとんど無くなってきます。
すると下からの広げる力が爪にかからなくなり、爪の巻く力によって巻き爪へと進行していきます。
但し上記以外で普通に歩ける状態でも広げる力が弱くなってしまうケースがあります。もしかしたら、あなたの巻き爪はこのケースが原因かもしれません。
例えば歩き方です。指先を使って歩いてるでしょうか?ペタペタ歩きやバタバタ歩いたりする方もいます。
新宿足改善センターではどうやって弯曲爪をかいしょうしているのか
新宿足改善センターでは「ワイヤー矯正」で爪を矯正していきます。
一度の施術で痛みは解消されることがほとんどですし、治療中の痛いも最小限に抑えながらやっていきます。
世の中には様々な矯正方法があります。特にワイヤーでも複数ありますが、ただ単に爪に金具を取り付けるだけでは不完全です。
巻き爪でも爪の厚さや巻き方、痛み方なども様々なのでワイヤーを取り付ける前に、爪を柔らかくしヤスリをかけ、器具で爪を持ち上げて癖をつけることでワイヤーの矯正がかかりやすくしています。
病院ではこのように時間をかけてやることが出来ませんので回数をこなしても痛みや巻きが解消しにくいのです。実際、当センターに来られるお客様でも以前病院で処置を受けたけど変化がいまいち感じられなかったので来られた方もいらっしゃいます。
https://makizumekun.com/2018/12/makidume-kansou/ ☚ 当センターの巻き爪の器具や施術について
ワイヤー矯正だけでなく歩き方や自宅ケアで根本改善へ
ワイヤー矯正を5回から6回して卒業になるのですが、その後再度巻き爪を再発してしまうケースがあります。その原因はいくつかあります。
●爪の切り方
●歩き方
この二つが主な再発原因ですが一番は歩き方になります。
当センターでは歩き方を教えてもなかなか意識できずに卒業された方や入院などで歩くことが出来なかった人、または膝が悪く正しく歩けない人などは再発しやすい傾向があります。
最後に
いかがでしたでしょうか。弯曲爪になってしまう原因はわかってもらえましたか?
巻きが強くなっている方は自力で回復が厳しい方もいらっしゃることでしょう。そのような場合はまずは新宿足改善センターにご相談ください。
きっと、もっと早く来ればよかったと思いますよ!