ロコモティブシンドローム(運動器症候群)

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)

ロコモティブシンドロームとは?


画像https://www.chikugocity-hp.jp/outline/magazines/_1240/_1481.htmlより引用
ロコモティブとは移動能力を意味する言葉で、ロコモティブシンドロームとは運動器の障害により、基本的な運動能力が低下している状態を言います。

つまりロコモティブシンドロームとは、骨、関節、筋肉などの運動器の低下により立ったり歩いたりといった日常生活の中での自立度の低下をいいます。それにより、徐々にバランス能力、体力などが衰え、日常生活動作に支障が出ます。進行すると認知症の合併やメタボ、介護が必要になったり寝たきりになってしまう可能性があります。

要介護、要支援になってしまう大きな原因のひとつにロコモティブシンドロームが挙げられます。要支援、要介護の原因として、1位 運動器障害25%、2位 脳血管疾患18.5%、3位 認知症15.8%、4位 高齢による衰弱13.4%

厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査の概況」http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/dl/16.pdfより引用
原因としてこのような疾患が主にあります。日本では高齢化社会となっており、運動器の障害により介護が必要になっている人が増加しています。介護になってしまう原因として転倒などによる怪我、関節疾患による運動器の支障によるものが原因として多くなっており、これが進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。そのため、ロコモティブシンドロームは要介護になる大きな原因となってしまいます。

ロコモになる原因は?

原因として様々なものがありますが、運動不足や肥満、痩せすぎなどが要因としてあります。運動習慣がなくなると徐々に運動器は衰えてきます。肥満は関節に負荷がかかりますし、痩せすぎると骨や筋肉が弱くなります。

また、疾患によるものが原因となることもあります。代表的なものとして、骨粗鬆症、変形性関節症、脊柱管狭窄症の3つがあります。骨粗鬆症とは、骨の中がスカスカになり脆くなってしまう疾患です。見た目には分かりにくいですが、少しの衝撃でも骨折しやすくなってしまいます。

変形性関節症とは、骨の摩耗により軟骨が減り、炎症や関節の変形が生じる疾患です。脊柱管狭窄症は、腰部の脊柱管が狭くなり、中の神経が圧迫され痺れや痛みの出る疾患です。これらの疾患が原因でロコモティブシンドロームになる可能性が高くなってしまいます。

ロコモの症状

身体の動きを担う筋肉、骨の運動器に障害が起こり立ったり歩いたりといった動作がしづらくなります。例えば、正座がつらい、手すりがないと階段が登れない、片足で靴下が履けないなどの症状が代表的です。

筋力が衰え、バランスが取れなくなり関節に痛みが出ると立ったり歩いたりといった移動が減り、身体を動かせる可動域が徐々に減ってしまいます。痛みが出ると不安感や恐怖、身体を動かす範囲が減り歩行がしづらくなり、歩くこと自体が億劫になります。そうなってくるとさらに動く機会が減り、身体が衰える悪循環に入ってしまうのです。

以下の項目に1つでも当てはまったらロコモの注意が必要です。
・片足立ちで靴下がはけない
・家の中でつまづいたり足を滑らせたりする
・手すりなしで階段を上がるのが辛い
・重いものを持つ家事が辛い(布団の上げ下ろしなど)
・15分以上歩き続けることができない
・横断歩道を青で渡り切れない
・2キロ程度の買い物をして持ち帰るのが困難

日本整形外科学会公認 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト「ロコモチャレンジ」https://locomo-joa.jp/check/lococheck/より引用

日進すずき整形外科https://www.suzukiseikei.net/original10.htmlより引用
以上の項目に当てはまるところがある場合、ロコモティブシンドロームの可能性があります。早めに対策をすることで症状の改善や予防ができますので、気になる方は当店に一度ご相談ください。

ロコモティブシンドロームの予防

ロコモティブシンドロームは「立つ」「歩く」といった移動機能が低下しているのが最大の原因になります。そこで機能を向上させる為にも運動、睡眠、食事がすごく大切になってきます。予防をこれからご紹介していきます。

まずは運動。運動は走ったり歩いたりすることだけが運動ではありません。ストレッチや深呼吸も一つの運動です。ロコモティブシンドロームにならない為にもまずは生活習慣に運動を取り入れることが大切ですので簡単な運動からご紹介していきます。

STEP1ストレッチ(下半身) 

ポイントは痛すぎず、痛気持ちいいぐらいで伸びているところの意識をし、20秒間のキープ×3セット。このレベルをしっかり毎日続けることにより、次のステップに移行でき習慣付けることによりやらなければならないではなくやって当たり前という気持ちになり運動が楽しくなります。だからこそ大切なのはまずは続けることです

STEP2ウォーキング

ポイントは距離、時間よりも正しいフォームの意識、いつも歩いている時より少し早めに歩くことを心掛ける。フォームがしっかりできるようになれば同じところばかりではなく景色の変わるところを歩きましょう。なぜならば人間の心理上飽きが生じてしまうからです。気分をリフレッシュさせ楽しくウォーキングしましょう。

STEP3ランニング

ポイントはウォーキングと同じでフォームを意識し、自分のペースで距離よりも最低30分以上走ることを大切にする。カロリー消費が始まるのが30分超えてからと言われております。注意点は走っている最中体がぶれたり、その上フォームが崩れると怪我をしてしまい体が不調に陥ってしまいます。

次に食事です。食事はロコモティブシンドロームまでになると少し制限をしなければならないです。ただその中でも大切なのは3食食べることと間食をしないことです。体重、体脂肪率の増加の原因で多いのは間食のし過ぎ、アルコール摂取によるものです。ただ制限するとは言えど全く食べないや、野菜だけ食べるのはNGです。バランスよく食べないと身体にストレスを与えてしまい体重が落ちたとしてもリバウンドの可能性が高まります。だからこそ1日3食、3色を大切にしましょう。

後は睡眠です。睡眠は身体を回復させ、さらに動きに大切な自律神経を安定させるのにすごく大切な要素です。寝ている間に次の日に備え脳、内蔵から回復します。仕事で忙しく寝る時間もない方もお風呂をしっかり浸かり副交感神経を働かせることにより睡眠の質が上がり回復ができ体のリセットができます。理想はしっかりお風呂で浸かり血液循環を良くした状態で水分を取り睡眠を行うことです。

新宿足改善センターでの施術

1.血液循環

様々なストレスや疲労によって、姿勢が乱れると体が捻じれたような状態になるので、血液の流れが悪くなります。そのため、体の不調があっても改善することが難しくなるのです。その状態でトレーニングやストレッチなどを行っても筋肉の柔軟性や筋力は向上しにくく、効果はイマイチです。新宿足改善センターでは根本的に循環が悪くなっている原因を探し1日でも早くロコモティブシンドロームが改善するよう中からしっかりみていきます。

2.姿勢

「歩く」「走る」「立つ」などこのような動作で一番大切なのは普段からの姿勢です。姿勢次第で重心位置が変わり体の負担が増え、正しいフォームがどれだけ意識しても維持できません。さらに疲れを溜め込みやすくなり、痛みの改善をできない状態になります。新宿足改善センターでは正しい姿勢(体の使い方)を教え、ちょっとしたトレーニングからしっかりできるようになるまでお伝えします。

この2点を中心に施術をし、さらに施術中に栄養指導や運動指導をしていき、ロコモティブシンドロームの改善に向けてしっかり向き合っていきます。

まとめ

ロコモティブシンドロームはなってしまうと介護が必要になるレベルです。ロコモティブシンドロームにならない為に今何が必要でどうすれば安心できるのかが大切になってきます。体重が増えた方や増加して最近体の調子が悪い方はまずは一人で悩まず、新宿足改善センターに相談してください。一緒に原因を見つけ、今後一生健康でいれるように一緒に頑張っていきましょう。全力で向き合っていきます。