骨折や手術のあとに、痛みや可動域制限を残さず生活するにはそのあとのケアが非常に重要です。
このブログを読まれている方の多くは、骨折や手術の経験があり、その後の生活に不自由を感じているのではないでしょうか?
通常、骨折や手術をしたあとは病院でのリハビリが行われますが、その後も痛みや可動域制限を感じる方も多いです。
「骨折のあと、骨はくっついてるのに痛みが取れない」
「リハビリが終わっても動きが良くないままだ」
「怪我とは別のところが痛んできた」
など骨折や手術のあとの体の不調でお困りの方は最後までお読みください。
骨折や手術のあとのケアが大切な理由
骨折部位や手術部位は固定などにより動かさない時間が長くなります。そのため、筋肉の繊維が細くなったり(筋萎縮)、関節の動きが悪くなります(関節拘縮)。
この状態を放っておくと、弱くなった筋肉や動きが悪くなった関節をかばって他の部位に負担がかかり、これが体の歪みの原因になります。この歪みが今度は体の別の部分に負担をかけ、さらなる歪みにつながっていくという悪循環に陥ってしまうのです。
体が歪んだ状態だと、血管やリンパ管の流れも滞り、体の中の血液循環は低下してしまうため、回復力の低下にもつながってきます。
当店に来院される方の中にも、足や足の指が痛いとお困りの場合でも、実は原因が過去の骨折や手術痕にあったということも珍しくありません。
一見すると関係のないようなことが原因で体を歪ませたり、のちのち体のほかの場所に痛みを出さないためにも、骨折や手術のあとはしっかりとケアしておくことが大切なのです。
骨折や手術後に出やすい症状
骨折や手術のあとは程度にもより出る症状は違ってきますが、共通して言えるのは患部の痛みがです。
骨折の場合、折れた骨によって骨癒合に必要な期間の目安があり、早い部位(指の骨・肋骨)で2週間、遅い部位(大腿骨)12週間と言われています。
手術の場合も、手術の傷跡に痛みが続きます。これも手術の程度によりますが、一般的に1週間〜3週間程度は続くことが多いです。
手術痕がある場合に注意が必要なのは、手術の傷跡に物理的な刺激を与えないことです。物理的な刺激というのは、傷跡が引っ張られるような伸展刺激や、衣類の擦れなどによる摩擦の刺激です。人によっては紫外線による刺激や保護テープを剥がす刺激も注意が必要です。
傷跡に物理的な刺激が加わると肥厚性瘢痕やケロイドの形成を引き起こす可能性があります。
引用:NICHIBAN(ニチバン)ホームページ
痛み以外では、骨折や怪我自体による出血があればそれに伴う患部の腫脹があります。固定期間が長ければ長いほど患部や周辺の筋力低下や可動域低下が進行しやすいです。
とくに高齢者の場合は、入院期間や安静にしている期間が長ければ、沈下性肺炎や褥瘡、認知症の発症などを合併する可能性もあり、この場合は専門の医療機関での対応が必要になります。
一般的な施術
通常は入院している病院などで術後のリハビリが行われていきます。運動器リハビリテーションの標準的なリハビリ期間は発症日(骨折日・手術日)から150日以内とされています。
この間に、筋力強化のトレーニングや、関節可動域訓練が行われます。
腫脹の軽減や痛みの緩和には物理療法が行われます。物理療法には大きく分けて以下のようなものがあります。
⚫️電気療法:低周波療法、中周波療法
⚫️光線療法:赤外線療法
⚫️温熱療法:ホットパック、パラフィン浴、超音波療法
新宿足改善センターでの施術
新宿足改善センターでは、骨折や手術後の痛みでお困りの方に対して患部や痛みの出ている部位だけでなく、体全体の施術を行っていきます。
なぜ骨折や手術をした部分以外を施術するの?と不思議に思うかもしれません。
体全体を施術していく理由は、残っている痛みを軽減したり、動かなくなってしまっている関節を動くようにするには、痛みの出ている部分や患部だけを施術するよりも体全体を施術したほうが早く良い状態にすることができるからです。
確かに骨折や手術をしている場合、患部に痛みが残り、筋肉の拘縮や関節の可動域制限が残ってしまうことが多いです。そして、その状態をそのままにしておくと他の部分でかばってしまい体の歪みにつながったり、新たな痛みの原因にもなってしまいます。
しかし、病院で患部のリハビリを行っても痛みが残っていたり、関節の可動域低下が残り生活に支障がでている方も少なくありません。
それは、その人が持っている回復力が低下していたり、骨折や手術をする以前から元々体のバランスが崩れているからです。
優しい刺激で全身の循環を良くする
新宿足改善センターでは、いち早く骨折や手術後の痛み、可動域制限を良くするために当店独自の「トントン療法」を用いて全身の施術を行います。トントン療法は、指先で心地よい刺激のタッピングをすることで血液循環の向上を促します。
血液循環を良くすることで、骨折や手術によって硬くなって残ってしまっている部分の回復を早めたり、むくみの解消にもつながってきます。
体全体のバランスを整える
骨折や手術が原因で体が歪んでしますこともありますが、ほとんどの方の場合、それ以前の日常生活や体の使い方の癖によって元々体が歪んでいることが多いです。
その歪みを残してリハビリを続けていくと、その歪んだままの体に合わせた筋肉がついたり、歪みをかばったまま関節が固まってしまうことになります。
そうならないためにも、骨折や手術の患部だけでなく、体全体を検査して歪みの原因をみつけ、根本からバランスを整えていくことで骨折や手術による体への負担を最小限に抑え、回復を早めて今までの生活が送れるようになるのです。
最後に
骨折や手術はそれ自体が辛い経験で体にも精神的にも負担が大きいことです。さらに、それに加えて体に不調が残ったり、今まで通りの生活が送れなくなるというストレスを感じている方も多いのも現状です。
病院ではガイドラインに沿ったリハビリが行われますが、それを過ぎてしまえば「うまく付き合っていきましょう」と思ったように対応してもらえないこともあるようです。
新宿足改善センターでは、過去の骨折や手術が原因で足に問題を抱えている方を多く見てきました。「もっと早い段階で対応できていればここまでひどくならなかったのに…」と思うことのあります。
そうならないためにも、骨折や手術のあとで少しでも不調や違和感を感じている方は、お早めに当店にご相談ください。